はたしてその正体は――男だ。
主人公・十四也は、ケガをした双子の妹・ルイになり代わり、彼女が復帰するまでの間、風変わりな女学院で学生として過ごすことになる。

そんな無茶を引きうけちゃうくらい妹のことが好き。 “かわいい” と思ってる。
それってつまり “妹にウリフタツな自分もかわいい” ってことになるんだけど、その辺は自覚してない。

「ルイならこんな時どうするか、考えなくても僕には判るんだ」

とにかく元気！　そしてバカ！　考え無しに突っ走るトラブル＆ムードメーカー。
十四也＆ルイとは幼なじみ。 後を追ってこの学院に進学するくらいルイのことが好き。

そして、その気持ちをストレートにぶつけてくるもんだから、十四也の乳パッドがズレることしばしば。
けどバカだから影武者だって気づいてない。

「ふおぉ…!!　お姉さまの匂いで酔っちゃったみたいですぅ…… ちょっと深呼吸してもいいですか、その胸のなかでっ!?」

颯爽とした麗人で、女の子たちからとにかくモテる。
そして、アトス自身も女の子が好き。 プレイボーイ（？）として知られている。
面倒くさがりな性格で、人からデュエルを挑まれても滅多に応じない。

ので、序列は中位に留まってる。 にも関わらず、銃士隊一番隊の隊長を務める。
噂では 「本気を出せばリシュリューに勝るとも劣らない」 と言われているが……？

「私が本気を出すことがあるとすれば、そう、君を口説くときだけさ」

実家の桐原家は、都知事や大臣を輩出するような名門だったりする。
ルイのクラスメイトにしてルームメイト。 ただ一人、十四也がルイと入れ代わっていることを知っている。
学園生活から私生活までフォローしてくれる。
清純な容姿・物腰である一方、小悪魔なとこもある。

素知らぬ顔で十四也をからかっては、その困った顔を見てうっとりしてる。

「本当のあなたを知ってるのは、わたしだけ。 ふふっ、なんだか優越感かんじちゃうな」

天才的頭脳の持ち主で、飛び級してるため、ルイのクラスメイトではあるものの、実は年下だったりする。
（一般ピーポーにしてみれば）用途不明のへんてこな道具を発明するのが趣味。
何を考えてるのか傍目には分からない、リスやハムスターのような小動物系。

その小さな身体に似つかわしくない怪力・食欲の持ち主。 クルミを素手で割るのは朝飯前……!?

「クルミ、食べる？　カラ、割ってあげる？」

序列暫定1位。 生徒会長 兼 銃士隊総長。 普段は物腰柔らかだが、シメる時はシメる。
お嬢様たちのカリスマだけど、兄の前だと甘えた素顔をのぞかせる。

練習中の事故でケガをしてしまい、今は実家でリハビリ中。 一日でも早く学院に戻るべくガンバっている。

「双子だもん。兄さんのことは、ぼくが一番よく判ってる。世界中の誰よりも…… 兄さん自身よりも」

前理事長の孫娘で、入学と同時に理事長に就任。
もともと西洋剣術が奨励されていた学院に、デュエル・ランキング制を敷いた。
さらには 「序列1位の者を生徒会長とする」 と定めた上で、自分で1位になってしまうものだから始末に負えない。
半年前、ルイに敗北するまでの2年間、絶対君主として学院に君臨していた。

突拍子もないことを思い付いてはルイにあしらわれるのが恒例行事。

「細かいことなど、どうでもよろしい。重要なのは “美しいか否か” それだけですわ」

主人に絶対の忠誠を誓っているので、リシュリューを負かして色んなものを奪ったルイのことが大嫌い。 ついでにアラミスも嫌い。
戦闘力は皆無だけど、他人の戦闘を見て分析するのは得意。 分析されたデータはリスト化され公開されている。

メイドとしてはとっても優秀。 メイド隊を指揮してリシュリューの身の回りのお世話をしたり、時には暗躍したりもする。

「泣かす…!!　ゼッタイ泣かす！　100回泣かしてやる、うわああぁ～～～んっ!!!!」

豪快で大雑把でバカで粗暴で好戦的で野性的で肉食系。
強そうな相手に片っ端からケンカを吹っかけていたら、いつのまにか序列3位に登り詰めていた。
リシュリューには負けて、「コイツにゃ敵わねー」 と割り切っている。 ルイとはまだ戦ってない。

バカなので、ふと気付いたら生徒会役員にされていた。 たぶん間違いなくミレディの策略。

「武器ぃ？　んなモン、いちいち持ち歩いてねーよ。このカバンで十分だ」

どんな活躍を見せてくれるかは、プレーしてのお楽しみ♪