悠馬と青空と、三人分の笑顔で過ごす普通の日々が幸せ。 これからもずっとずっと、三人一緒に笑顔でいられますようにと彼女は祈り――今の悠馬が抱えるほんの少しの問題を解決するため、自分に何かできることはないだろうかと考えている。

「私たちの幸せは、ずっとずっと続いていくんだって、信じてる」

パパとママが大好き。 特にパパにべったり甘えたいお年頃。
キスの正しい意味もまだまだよく分からないけれど、大好きなパパのためなら何でもできるし、何でもしたいと思っている。
魔法使い・二階堂藍から引き継いだ笑顔の魔法は今も健在。

いつでも明るく微笑む小さな子。 真紅と悠馬を笑顔で照らす。
「おっかいもの～、おっかいもの～、はじめての～、お使いだよ～、わーい」

仕事が進まなくなった悠馬の力になりたいと、今回の合宿を提案した。
「まったく悠馬さんはいつになってもどんなときでも私にとっても意地悪ですよねっ」

加奈とは今でも時々週末になどに会い、一緒に遊んだりする。
仲である。「べ、別にあたしたちは仲良くないし」

だが合宿の知らせを受け、わざわざ忙しい中 仕事を放棄し帰ってきた。
そんな鏡は、なんだか少し様子が変なように思えるが……。

「もう、お仕事したくないの。だから帰ってきたの。 現実はつらいの。妄想世界でのんびり暮らしていきたい。 引きこもり生活ばんざいなの」

おっぱいの悩みは今も変わらず持続中。 どうしたら人並みになれるのか模索する日々。
鏡とは変わらず親友同士。 昔よりも今のほうがもっと仲良し。いつまでも一番のお友達。

「でもでも、お兄さんと真紅さんのらぶらぶなエピソードは、ちょっと聴いてみたいのです」

今は最果ての古書店に戻り、管理者であるユウマと共に、今を生きる大切な命たちを遠く見守っている。
でも時々かわいい誰かを贔屓したくて、古書店から抜け出してくることもある。
「じゃーん。 颯爽登場サンタクロースだよ」

悠馬のことが大好き。 将来の夢は悠馬のお嫁さん。
今回は少し特殊な事情で再び悠馬の前に姿を現した。

「お兄ちゃん。あのね。 私と“でーと”しよう？」

外見は年端もいかない童女だが、自他ともに認める肉食系。
隙あらば悠馬とえっちなことをしようと狙っている。
悠馬たちが合宿中、彼女も学生寮で寝起きすることとなった。

鏡に勧められたえっちなゲームにハマり中。
「その名前嫌いなんだっていつもいっつも言ってるのにっ、鏡はいじわるかっ、いじめっ子なのかっ」

昔の感覚を取り戻したいと、学生寮・嵐山荘で “合宿” という名の現実逃避に入る。
娘の青空を溺愛している。

自分は父親なのだから娘とキスしても何の問題もないはずだ――と、親バカを通り越して少し危ない。
が、それも真紅に 「いいかげんにしろ」 と怒られたいだけなのかもしれない。
そんなふうにふざけあえる毎日の中にあって、しかし仕事は遅々として進まないのだった。