中規模の食品会社に勤める、勤続4年のごく普通のサラリーマン。
さやかとは大学時代の友達関係からスタートし、付き合い始めてから6年ほど経っている。
仕事も順調で収入もそれなりに安定してきており、「そろそろ結婚……」 という雰囲気。
学生時代は密かに想っていたさやかを追いかける形で同じ演劇サークルに入っていたが、演劇に興味があったわけではないため、大道具など裏方を担当していた。

エッチに対しては比較的積極的。
さやかに対する愛情は○く、スキンシップやイチャイチャするのも好き。
お酒を人並みに飲むが、さやかからは弱いと言われている。 さやかと飲むといつも先に潰れてしまう。

「さやかと出会ってさやかに恋をして、そしてさやかを幸せする為に俺は生まれてきたんだ！」

雅晴と大学時代から付き合っている最愛の恋人。 私立龍野宮学園の国語教師。
学園では学生たちからの人気も高く、美人で優しい先生と評判で、放課後は学生時代の経験を生かして演劇部の顧問も勤めている。
母に女手一つで育てられたため、母親へは○い感謝の気持ちを持っている。
その母親がさやかの成人を機に再婚。 素直に喜んだものの、義父とはなんとなく肌が合わず、やや疎遠になっている。

女子校育ちで、家計を助けようとバイトにも励んでいたため、異性と付き合うきっかけが無く雅晴と付き合うまで男性経験無し。
雅晴への愛情は6年経った今も薄れることなく、より○い結び付きを感じている。
エッチに対しては比較的積極的で、お互い楽しく気持ち良くなりたいタイプ。

「私、あなたの奥さんになるんだなって実感が湧いてきて……嬉しい……」

さやかと同じ学園に勤務する古典教師。
穏やかで学生を怒ることも無いので、少しナメられているところもある。
さやかとは担任・副担任の関係で、たまに相談に乗ったり、飲みに行ったりすることも。

バツイチで、嫁さんに愛想をつかされ出て行かれた経験があり、そのことをいまだに引きずっている。
始めは親身になってさやかの相談に乗っているが、次第に……？

「ああ、私も反面教師としては参考になるかも知れないな、はは……」

さやかの教え子。 成績優秀で明るく、真面目な優等生タイプ。
演劇部の部長として部活にも精を出しており、劇団を作る夢を持っている。
どこか小動物を思わせる可愛い系のイケメンで、密かにファンクラブもあったりするが、本人は入学当初から顧問であるさやかに想いを寄せており、女性と付き合った経験はない。

本人は身長のことを気にしていて、「男だったら最低でも170は欲しい、卒業までに170センチを超えて先生に告白する」 と決めていた。
しかし、さやかの婚約を知り、その想いが抑え切れずに……。

「先生がヒロイン役やってくれるなら、台本にキスシーン入れるんですけどね、って、冗談ですよ」

雅晴とさやかの大学時代の先輩。演劇サークルの部長で、自ら脚本・主演を務めていた。
当時から女癖が悪く、サークルの女性はほとんど隆次と関係を持っていたという噂がまことしやかに流れていた。
家は大手結婚式場チェーンを経営する社長の一族で、○○の頃から何不自由なく育ってきたため、世の中のほとんどのことは自分の思い通りになると思っている。
卒業後は父親の会社に就職し、自分から望んで現場で式場スタッフとして働いている。
ウェディングプランナーとしての経験も実績も十分で、他のスタッフからの信頼も厚い。
しかしその裏では、結婚前の不安定な花嫁の心に付け入り何人も食い物にしてきた。

雅晴たちとは大学卒業後は疎遠になっていたが、隆次の勤める結婚式場のブライダルフェアでスタッフとしてバッタリ再会。そこからはコーディネーターとしてふたりと付き合うことに。
雅晴の仕事の都合などでさやかが一人で相談に来た時などに、着々とその毒牙を伸ばしていく。

「今日は旦那は来てないのか？　だったら、さやかのウェディングドレス姿、俺が一番に見ることになっちゃってアイツに悪いな」

さやかの義理の父親 （母親の再婚相手）。
元々は保険の外交員をしている母親の客だったが、夫を亡くし持て余している熟れた身体につけ込み、オトナの関係に。 そしてさやかが成人したのを機に正式に結婚する。
不動産屋の社長をしており、金銭的にはそれなりに裕福な生活を送っている。
叩き上げで会社を築いた男で、○引なやり口で同業者に煙たがられてもいる。
性欲も○く、キャバクラや風俗通いも頻繁に行っている。

再婚した当初はさやかとも一緒に暮らしていたが、いやらしい目で見ていることを悟ったさやかが早々に家を出て一人暮らしを始める。
さやかの結婚話を機に、再び家族として付き合いが増えていくが……。

「さやかちゃんも結婚する歳になったのか。まぁ、確かに身体もすっかり大人びて……」

主人公の父親で平凡なサラリーマン。
温和で○○の頃からあまり怒ったところを見たことがなく、夫婦喧嘩も一方的に妻の雅美に怒られている印象しかない。

雅晴とさやかの婚約には素直に喜び祝福しているが、妻の雅美の手前あまり余計な口出しはしないようにしようとしている。

「俺は別に口出ししないから、二人で好きに決めなさい」

主人公の母親で専業主婦。
夫婦仲も良く、雅晴との関係も良好だが、息子の婚約者へのチェックは厳しく、さやかには時折説教めいたことを言うことも。
“結婚したら家庭に入り、夫を全力で支える” という信条を持っているため、結婚しても教師を続けたいと言っているさやかを快く思っていない。

主人公宅から電車で2時間ほどのところに住んでおり、婚約を機になにかと理由をつけては足しげく訪ねてくるようになる。

「さやかさんは、結婚したらもちろんお仕事辞めるのよね？」

主人公の実の姉でOL。 兄弟仲は良く、主人公をよく可愛がっている。
県内の会社で事務として働いており、仕事の出来るスタッフとして信頼されているが、若い女性スタッフからは裏で “お局” 扱いされていることも知っている。

昔から男運が悪く、付き合ってきた男がDV男だったり、ギャンブル漬けで借金まみれだったりと、いわゆる “だめんず” に惹かれてしまう。
自分では認めたくないのだが、それでも男に依存してしまうところがあり、愛されることを求めてついつい駄目な男でも尽くしてしまう。
表面上はなんでもない風に装っているが、内心では弟の結婚に焦りを感じている。

「雅晴がお姉ちゃんより先に結婚することになるなんてね……」

繁華街にあるメイド喫茶でバイトをしている不思議な少女。
“せりぃな” という名前で働いており、自分自身のことも “せりぃな” と甘えた声で呼んでいる。
店にはせりぃな目当ての常連客も多く、その客たちを “お兄ちゃんズ” と呼んで自然なボディタッチなどを行い虜にしている。

主人公の映画館でのプロポーズを目撃し、それがきっかけでアプローチをしてくる。

「やっぱりやっぱり、あの映画館でプロポーズした人ですよねぇ～？」

さやかの教え子で、副担任をしているクラスの委員長。
まじめでおとなしく、クラスでいつも一人で読書をしている印象。

映画鑑賞が趣味ということもあり、演劇部に所属している。
演劇部では役者ではなく、脚本などの作業を担当している。

「先生とは本当に映画の趣味合いますよね」

さやかの実の母親。
さやかが中学生の頃に夫を亡くし、それからは保険の外交員として必死に働き、女手一つでさやかを立派に育ててきた。
そんな中で仕事の客として憲弘と出会い、今まで接したことのないタイプの憲弘に押し切られるように、大人のカンケイになってしまう。

さやかを大学へ行かせてやりたいものの、金銭的に困っていることを憲弘に知られ、入学金などを援助してもらっている。
憲弘に対する感謝が愛情に変化し、今では夫として深く愛している。

「雅晴さん、うちの娘をよろしくお願いします」