3年生で、1年先輩。
今までに何度もコンクールとかで賞をとっている、校内でも有名なピアニストの卵。
小柄で美人だから男子から人気者だと思いきや、真面目で自分にも他人にも厳しくてちょっと融通の利かないところがあるからか、それほどでもないみたい。

最近はそのピアノの先生に薦められて、社会勉○のためにと※※※でバイト中。
普段は落ち着いているんだけど、※※※しまう事も。もしかして※※※のもそれが原因……？

『夢』 ： 「夢と才能は必ずしも一致しない、だけど、本当にそれだけで片付くの？」

「いい？　あなたは才能を無駄にしてるの。やる気が無かったり、自分で諦めてるのなら許すけど、それがどれだけ勿体無いか気づいてない限り話すコトなんて無いわ」

1歳年下の父方の従妹。だから苗字が響と一緒。
甘いものが好きで、例え夏でも好物のホットココアは欠かさない。
たとえ喧嘩をした後でも※※※あっさり懐柔されてしまうくらい。

本人は自分は落ち着いてるつもりでいるけど、表情を隠すのが下手で周りに考えている事がすぐにばれてしまう。
あと、※※※。

『夢』 ： 「夢は、かなわないから夢っていうのかな？　夢みたい、夢見たい。どっちも、儚いよね」

「ねえ、キョウくん。最近、わたしを見るとき視線が胸だよね。見たいなら別にいいけど……いいの？　従妹だよ、わたし」

クラスメイトで、ちょっとした有名人。というのも※※※
今は※※※普通の女の子になっているし、あの頃からは成長してるから「ちょっと有名」程度。

やっかまれる、かと思いきや人当たりが良くて女子からも憧れの目で見られている。
というのも、今は恋とかあまり気が向かなくて、男の子とお付き合いとかは考えていないとのこと。
今、実は※※※。

『夢』 ： 「ふふ、そんな物もあったかしらね。無くて困るものでもないし」

「本当、あなたってお節介よね。そういうのは、きちんと心に決めた女の子だけにしておかないといつか大変な事になるわよ――もう遅いかもしれないけれど」

響の前の学校からの友人で、今もクラスメイト。
同じ水泳部に所属してて、さなは部長。しょっちゅう女子部員や優にちょっかいをかけてはプールの中に投げ込まれている。
「宇宙飛行士」を本気で夢見ていて、周りからは変わり者と思われることも。

面倒見も良くて後輩からは※※※慕われてる。
響とは、※※※仲間。そんなこともあって、※※※友人づきあいを続けているみたいだけど……？

『夢』 ： 「自力でどうにかするものでしょ、誰かを頼って叶えられるものじゃないしね」

「ま、立ち止まったり諦めたりは自由だけど、あたしはそんなのはゴメンかなー。ただでさえ目標遠いのに、ますます届かなくなっちゃう」

春瀬三姉妹の末っ子で、風花の※※親友。
※※※そういう訳ではなく、生まれつき体力が無い、本当に無い。
だっていうのにテンションは常にマックスで、己の体力省みずにはしゃいでまわって、帰ってから熱を出すというパターンを常に繰り返している。

「いつか上のお姉ちゃんみたいに美人さんになるのです！」　と言ってはいるが、現状体※※※の発育が大変芳しくなく、夢と現実のギャップに悶え苦しみ、そしてまた知恵熱を出すという体たらく。

そして熱を出してる間にすっかり※※※と※※※物にハマってしまって立派な※※になりました。

「人の夢と書いて儚い……うう、神様も不公平すぎるのです」

響の姉で、風花の従姉。
天がニ物も三物も与えてしまった例で、美人でナイスバディ。
そしてそれを霞ませるほどのバイタリティとあらゆる才能の持ち主。

ちょっと時間ができれば興味の向いた趣味に手を出し、そしてあっさりとそれを楽しみながらこなしていく努力家の敵。
そんな彼女についてこれる男が弟以外にはいないらしく、いまだ一人身。

玲音姉さんは今日も弟を引き連れて、いろんな楽しい事に手を出していく。
今は駅近くのマンションに風花を居候させて、女2人で気ままに暮らしている。

「いい？　人生でご飯を食べられる回数っていうのは決まってるの。同じように遊びにいけるタイミングっていうのも限られてるんだから、精一杯楽しまないと勿体無いでしょ？」

響たちのクラスメイトで水泳部のマネージャー。
いつもプールサイドでちょっと大き目のパーカーを羽織って歩き回っていて、生足をさらしては健康的な色気を振りまいているが自覚無し。

“彼女にしたいクラスメイト” なんてアンケートをとれば軽く上位に躍り出て、その度に 「ちょっと、やーめーてーよー」 なんて机を叩いては癒しを与え、クラスメイト （男女問わず） に暖かく見守られている。

なお、生物学的には※※※のだけど、その件については皆が認めようとしていない。

「あ、ほっぺたにソースついてるよ、もう」

響たちのクラスメイトで水泳部のエース。
女子部員が多数を占めるというのに※※が苦手で本人は困っている。
けれどその中で※※とだけは普通に接することが出来て、また頭を捻っている。

努力家で生真面目で、けっこう頭が固い。真面目に授業を受けているのに成績が悪いのが悩みの種。

ちなみに男が少ないために水泳部の男子用更衣室なんてものはなく、いつも響と信九郎はプールサイドで着替えている※※※。

「あのな、お前たち。どうしてそういつも不真面目なんだ」

基本的に面倒見と付き合いが良くて、見知った人間に対してはかなりのお節介。
そんな彼が、姉や従妹と一緒に暮らし始めた事をキッカケに、いろんな人たちの生き方や夢にふれあい、何かを見つけていく物語。

なお、自他共に認めるシスコン。 姉のほうもブラコンなので特に問題は無いらしい、というのは姉弟の談。
従妹はそれについてノーコメントを押し通している。

「なんでも気から、ってね」

祭の姉で、フォレスタのコックさん。
一年間のイタリア料理修行を終えて帰ってきて、そのままフォレスタに就職。
お菓子作りの腕はもう店長よりも上かも？

相変わらずに見えるけど、最近は前みたいにウソばっかりついてる訳でもなくて、コックさんになるという夢を叶えた今は、今度は美味しい料理を作れるようにと努力中。

たくさんのウソの中から掴んだ幸せはどんな形だったのか、それはまた別のお話。

「恋の相談ならお姉さんにお任せ♪」

結ノ宮にある銭湯、結ノ湯の看板娘。
ただ、美人のお姉さん目当てで結ノ湯に行くと番台には時々※※※が置いてある場合もあるので注意。

今は近くにある大学に通いながら、日々をまったりと過ごしている。
最近は久々に帰ってきた結ノ宮学園生時代の友人が働いているフォレスタにもちょくちょく顔を出しては、コーヒー片手に読書にいそしんだりレポートをやったりしてる様子。

無くなってしまった思い出から拾い上げた幸せはどんな形だったのか、それはまた別のお話。

「世の中どうにでもなるものだよ」