本作のヒロイン。前作の主人公であった女忍者、梓の約1年後の姿。
“東日本大封鎖作戦” の後、関東以北に取り残された人々を救うために封鎖地区へと潜入し、レジスタンスを率いてオーク達と戦っている。

もとより整っていた面差しはオーク達との長い戦いを経て凜々しさが増し、抜き身の刃のような美しさを持っている。
気を張っている時は年齢以上に大人びて見えるが、一人きりになった時などは歳相応に脆い表情を見せることもある。
引き締まった体つきをしている一方で、バストやお尻などには成長が見られ、全体としてはより女性的な体つきになっている。

前作でも登場した神器 “叢雲（むらくも）” を完全に使いこなしており、長時間の使用による疲労の蓄積という弱点も克服済み。
通常のオーク相手なら1度に数十体と戦っても殲滅できるほどの戦闘力を持ち、生き残った人々にとっては希望の象徴となっている。

「女性を犯し、すべてを破壊するだけの化け物ども。これ以上、お前たちの好きにさせるものですか！」

成獣になると3メートルを超える巨躯を持つ、人型の化け物。
強靱な肉体は鋼よりも硬く、刃物や銃などでは傷一つ付けることが出来ない。
また、仮に首や四肢を○○しても数秒で元通りになるほど強力な再生能力を有しており、通常兵器でこれを殺傷する事は極めて難しい。

知能レベルは低く、対話は不可能。その行動原理は野生の獣と同じであり、繁殖本能のままに女を捉え、交尾を繰り返す。
繁殖能力は極めて高く、一度の交尾で妊娠する確率は70％以上と言われている上に、妊娠した人間の女は10日～15日程度で出産に至る。

オークの群れを統率し、関東地域を支配している巨大なオーク。
6メートルを超える身長と、通常のオークを遙かにしのぐ強靱な肉体、さらにはある程度の知能まで備えており、その戦闘能力は計り知れない。

その正体は、かつてオークに孕まされてしまった梓が産み落とした、2匹目のオークが成長した姿である。
母親である梓に対して強い執着心を抱いており、いずれ自分専用の雌にしたいと考えている。

忍者集団 “朧（おぼろ）” に所属している忍者。梓とは幼い頃から共に育ち、実の兄妹のような関係といえる。
普段は爽やかで面倒見の良い好青年だが、任務には極めて忠実であり、頭領の命令であれば仲間ですら躊躇うことなく手にかける冷徹さを持つ。
梓のように神器を扱う事はできないものの、忍者としての腕前は梓と互角であり、対オーク兵装 “スサノオ” を使ってオークと戦う事が出来る。