清凜学院3年C組、最初にレンタルの依頼をしてきたクラスメイト。
クラスの中では人気のある女子グループに属している。

よく友達と談笑するのに主人公の机に座っていて、退いてもらう時くらいしか話したことはない。
実は後先考えないタイプで、おだてられたりするとつい見栄を張ってしまう癖がある。
周りに置いてかれないように日々頑張っている影の努力家でもある。

クラスメイトの八純とは幼馴染みで、仲が良い。
身体を動かすことと、カラオケが好き。

「じゃあ、ちゃんとお金払えばまた彼氏のフリしてくれる？」

絵未のクラスメイトで幼馴染み。
優等生な見た目と性格をしていて、誰からも好かれるような人当たりの良さで人気がある。

かなり好奇心旺盛かつ怖いもの知らずであり、
ちょっとしたお嬢様なせいか、趣味趣向が普通の女の子とズレている。
にゅふふ、と主人公曰く気色悪い笑みを浮かべる。

食べることが好きで、特にチーズとラーメンが大好き。
最近、ちょっとお腹周りが気になり始めた。
夜の街でばったり出くわした主人公に、友達になって欲しいとお願いする。

「ねっ、私と夜のお友達になってくれない？」

悠丘学園1年2組。双子の姉で、こなつは妹。妹よりちょっとだけ桃尻。
妹とは対照的に気が強く、負けず嫌い。典型的ツンツンタイプ。
妹がちょっと抜けているせいもあってか、しっかりお姉ちゃん役をやっている苦労人。

本当は極度の甘えたがりなのだが、
妹がアレなのと、本人の性格が災いし、欲求を満たせずにいる。
主人公と同じ予備校に通っている。

「おにっ、おにいちゃ……って」

悠丘学園1年2組。双子の妹で、姉とは違い、かなり落ち着いている。
何を考えているかわかりづらく、仕草や雰囲気がどことなくエロい。
身なりに無頓着なので、ちなつが気をかけている。
極度の冷え性で真夏でも厚着している。

実はドの付く変態で、黙っている時はだいたいろくでもないことを妄想している。
勉強をはじめ、なんでもそつなくこなすが、ちょっと鈍臭いところがある。

「お兄ちゃん、あへ顔ダブルピースして欲しい？」

主人公たちが通う予備校の教師。
スーツを着こなし、美人でスタイルも良く、ちょっぴりクールな大人のレディ。
家に帰るとジャージ姿でカップメンを啜り、徹夜でゲームする悲しい独身ゲーマーに早変わり。

地元にいるときはずっと真面目ちゃんで、社会に出てからも男っ気がまったくなかった。
心配になった地元の両親や親戚たちがお節介を焼いてくるようになり、
適当に遊んでいると誤魔化していた。

しかし、偵察として従姉が派遣されることになり、
苦渋の選択として主人公に愛人役を頼むことになる。

「愛人というよりヒモよね、君って」

絵未の親友で、クラスメイト。
見た目通りいかにも遊んでいそうなぶりっ子ギャルで、周りからビッチだと思われている。

やや低めの身長から繰り出す上目遣いがチャームポイントだと、自称している。
週一で告られるらしいが、現在彼氏はいない。

「イケメンで優しくて身長180cmないと、咲希ヤダよ？」

絵未と八純のクラスメイト。
上に歳の離れた兄が二人いるせいか、趣味が男の子寄り。
いつも余裕のある態度で、絵未や咲希をいじって遊ぶのが生きがい。

ノリが良く、誘えばだいたいなんでも付き合ってくれる。
逆に○○連行されるなんてことも。
八純が大好きで、普段使っているシャンプーの銘柄まで把握している。

「また私とデート、しよーね？」

悠丘学園1年、泉姉妹のクラスメイトで、主人公のことをブラザーと呼ぶ。
ワンコのような性格で、つい頭を撫でたくなるような愛らしさがある。

性格も明るく活発。
ちなつと張り合う時だけ、ちょっと狡いことをしたりするが、全部顔に出る。
お兄ちゃんっ子で、よく兄自慢をちなつにしている。

「じゃあブラザー！ ブラザーでお願いします！」

夢乃のお兄ちゃん。
高身長で肩幅広く、絵に描いたような朴念仁。永光付属に通う。
素のテンションが低く、無駄にがたいがいいので、
初対面の人間によくクマのようだと言われる。

無愛想なことを除けば、とってもいい奴なので付き合いも良く、
夢乃の無茶ぶりにも一応付き合ってはくれる優しい兄貴。
主人公とは初対面で同じお兄ちゃん同士意気投合し、仲良しになる。

「夢乃の兄だ、よろしく」

椿の従姉。
主人公と絵未、こなつがバイトしているレストラン『サニー＆レタス』のオーナー。
恋に悩むうら若き乙女や椿をからかうのが趣味みたいなところがあり、絡まれると面倒くさい。

椿の両親に頼まれ、ノリノリで引き受け、彼女の私生活を監視することになる。
常にお酒を飲んでいて、周りからアル中だと思われている。

「今はお酒が恋人☆」

主人公の妹。
境遇からか、歳の割には思考が成熟しており、しっかりと自分の意志を持っている。
兄のことを敬愛しているが、これ以上自分のためだけに尽くすのを良しとせず、
また悪いことや間違っていることに対しては、はっきりと物申す。

一方で、歳相応な面もあるが、それでもごく稀にしか見せないガードの堅い妹。
しかし近頃、兄が鬱陶しく感じることがあり、主人公に反抗期の到来を予感させている。

「二人きりの家族なのですから、助け合うのは当然です」

本作主人公、好きな言葉『損得勘定』。清凜学院3年C組。
数年前に雀の涙ほどのお金とマンションの一室を残し両親が失踪、
頼れる親戚もなく、以来妹と二人暮らしをしている。

妹を不自由なく養うため、学生をしながらも数多のバイトをしていた。
妹とお金以外を信用していないが、金銭が絡むと、
対価として望まれるだけの働きを真摯に遂行しようとする。

バイト中は鬱陶しいほど伸びた前髪をオールバックにして変装し、
知り合いとの接触をなるべく避けている。
そのため、レンタルバイトを通して会うことになる絵未に、クラスメイトだと気付かれていない。

「俺と友達になりたい？ そうか、なら金を寄越せ」